2023/08/07(月)
アナトミー・トレイン SBL ハムストリングス、筋膜リリース -腰痛、背中のこり、首こり改善-
カテゴリー:セルフケア, 整体, 筋膜リリース, 腰痛, 首、肩こり
こんにちは!
渋谷区初台、幡ヶ谷近郊で腰痛に特化!KOSカイロプラクティック
院長の小杉です。
今回はアナトミー・トレイン、SBLの
ハムストリングスの筋膜リリースのやり方を解説していきます。
SBLをふくらはぎの筋肉、腓腹筋から上へ辿ると
筋膜ラインはハムストリングスへと繋がります。
ここで、アナトミー・トレインのルールの例外、脱線が起こります。
脱線とは、筋膜の繋がりが緩くなり
特定の条件下でテンションが掛かり、きつく繋がる構造です。
腓腹筋とハムストリングスの筋膜の繋がりは
膝関節が曲がっている状態(膝関節屈曲位)で繋がりが緩くなり
膝関節が伸びている状態(膝関節伸展位)で繋がりがきつくなります。
以上を踏まえて、上半身を前屈(股関節を屈曲)させてハムストリングスをストレッチする場合
膝関節が伸びた状態で上半身を前屈すると
膝関節を横断する筋膜のテンションが強く掛かる為
上半身が前屈し辛く、腰が丸まりやすくなり
腰の筋肉がストレッチされて
ハムストリングスが効果的にストレッチされません。
そこで、膝関節を僅かに曲げて上半身を前屈する事で
膝関節を横断する筋膜のテンションが緩くなり
上半身が前屈しやすく
ハムストリングスだけを効果的にストレッチする事が出来ます。
さて、SBLをハムストリングスから上へ辿ると
仙結節靭帯を経て脊柱起立筋へ繋がります。
ハムストリングスが短縮固着を起こすと
背骨の脇の脊柱起立筋が引っ張られて伸長固着となりやすく
これによって起こりやすい症状は腰痛、背中のこり、首こりです。
そして、特にハムストリングスが短縮固着となっている人の特徴は
骨盤後傾、腰椎フラットです。
簡単なチェック方法は
真っすぐに立って、自身の手で腰の骨(腰椎)を触ってみてください。
凹みが無く、平らな状態の場合、骨盤後傾、腰椎フラットです。
以上の事から、ハムストリングスの短縮固着、それに伴う症状の改善の為には
前述のような膝関節を僅かに曲げて上半身を前屈する
ハムストリングスのストレッチが有効です。
そして筋膜リリースではボールを使った方法をご紹介します。
ボールはマッサージボールもしくは硬式のテニスボールなどを使います。
まず、椅子に座ってアプローチ側のハムストリングスの下にボールを入れます。
場所は、座った時に座面に当たる骨(座骨)の直下です。
次に腰を丸めないように上半身をゆっくり前屈して、元に戻します。
こうする事でボールで、皮膚越しに圧を掛けながら
筋肉をゆっくり動かす事で
筋膜のシワを伸ばすように筋膜リリースしていきます。
以上を3往復~5往復程度、繰り返します。
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KOSカイロプラクティック
小杉