2021/10/12(火)
未来の変形性股関節症? 先天性股関節脱臼、臼蓋形成不全、発育性股関節形成不全とは?
こんにちは!
渋谷区初台、幡ヶ谷近郊で腰痛に特化!KOSカイロプラクティック
院長の小杉です。
未来の変形性股関節症?
先天性股関節脱臼と臼蓋形成不全のお話です。
先天性股関節脱臼は先天性という名前が付いていますが
実際には後天的に起こっています。
そして出産時に逆子であった人に多い傾向があります。
これは出産時の股関節への負荷や
助産師さんが足を引っ張ったりすると股関節に負荷が掛かり
股関節が僅かに亜脱臼してしまう事によります。
その他、赤ちゃんの発育段階の姿勢や動作の癖
外部からの物理的な負荷によっても
股関節の僅かな亜脱臼に繋がるでしょう。
この気付かない程度の僅かな亜脱臼により
股関節の大腿骨頭と臼蓋の接地面積が小さくなり
軟骨に掛かる圧力が大きくなって
軟骨の減るスピードが速くなります。
気付かずに、そのまま成長してしまうと
早い段階で骨同士がぶつかって骨が変形して
変形性股関節症となります。
そして臼蓋形成不全は
股関節の窪みである臼蓋の形成が上手くいかず
窪みが浅くなってしまう症状です。
遺伝の要素も大きいと言われていますが
後天的な原因として大きいのは
赤ちゃんの開排位を取る時間が不十分だったり
開排位を無理に矯正してしまう事です。
開排位とは股関節屈曲位(曲げた状態)、外旋位(外股の状態)です。
赤ちゃんが仰向けで寝ている時
自然とこのような状態になっているのではないでしょうか?
この赤ちゃんの開排位は臼蓋の形成を促すので
赤ちゃんの開排位を取る時間が不十分だったり
開排位を無理に矯正してしまうと
臼蓋形成不全となり易くなります。
臼蓋形成不全もまた
大腿骨頭の臼蓋への、はまり込みが浅くなるので
大腿骨頭と臼蓋の接地面積が小さくなり
軟骨に掛かる圧力が大きくなって
軟骨の減るスピードが速くなります。
これが変形性股関節症の発症時期を早めてしまいます。
現在では、これら先天性股関節脱臼と臼蓋形成不全を合わせて
発育性股関節形成不全といわれています。
予防としては赤ちゃんの発育段階で検査して
亜脱臼の矯正や開排位をしっかり取る事が重要でしょう。
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小杉