2020/02/20(木)
ウイルスを殺す薬はこの世に存在しない!
カテゴリー:その他、身体関連
こんにちは!
渋谷区初台、幡ヶ谷近郊で腰痛に特化!KOSカイロプラクティック
院長の小杉です。
ウイルスを殺す薬はこの世に存在しない!
というと驚かれる方も居るかもしれません。
ここでいう「ウイルスを殺す薬はこの世に存在しない!」
とは、直接的にウイルスを殺す薬はこの世に存在しないという意味です。
じゃあ風邪薬は何なんだ?
と思われるでしょう。
これは風邪の諸症状を緩和する薬です。
そして抗生物質。
これは細胞膜を破壊して細菌を殺す薬です。
ここで細菌とウイルスの違いを簡単に説明してみますと
細菌は細胞膜、細胞質、細胞核で構成されています。
細胞核はDNA、RNAを含む蛋白質の複合体です。
これらの条件を満たす物を細胞と言います。
そして抗生物質は細菌の細胞膜を破壊して細菌を殺す薬です。
ところがウイルスの場合
DNA、RNAのどちらか一方と
それを包むカプシドと呼ばれる蛋白の殻
しか持ち合わせていないません。
細胞膜を持つ細胞ではないので
細胞膜を破壊して殺す事が出来ないのです。
抗ウイルス薬はどうか?
抗ウイルス薬は直接ウイルスを殺す訳ではなく
ウイルスが増殖するプロセスを阻害します。
ウイルスは単独では増殖出来ないので
単独で増殖できる細胞の力を借りる事になります。
例えば人間の体内に入り人間の細胞内に入って増殖するのです。
これがウイルスによる感染という事です。
そして抗ウイルス薬のもう1つの作用は
免疫機構に働きかけるという事。
これも直接、ウイルスを殺すのは免疫なので
抗ウイルス薬が直接ウイルスを殺している訳ではありません。
そんな訳で
ウイルスを殺す薬はこの世に存在しません。
早い所、誰か開発して頂き
是非ノーベル賞を取って頂きたいものです。
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小杉