2021/07/12(月)
4つの関節可動域 カイロプラクティックで矯正する可動域と筋膜リリースで調整する可動域
カテゴリー:ICP, オステオパシー, カイロプラクティック, その他、筋肉関節の症状, トリガーポイントリリース, 筋膜リリース
こんにちは!
渋谷区初台、幡ヶ谷近郊で腰痛に特化!KOSカイロプラクティック
院長の小杉です。
普段何気なく動かしている関節
この関節を動かす事が出来る「可動域」には
4つの可動域があります。
第1可動域は自動的可動域で
自力で動かせる可動域です。
第2可動域は受動的可動域で
自力で動かせる範囲を超えて
誰かに動かしてもらうなどして他動的に動かせる可動域です。
第3可動域は第2可動域の先にある関節の遊び(バネ)です。
第3可動域は関節に突発的な力が掛かった時に
関節の構造を守る為に存在します。
第4可動域は病理的可動域で
正常な可動域の第3可動域を超えて
関節や関節周囲の靭帯、腱を傷めてしまう可動域です。
例えばカイロプラクティックで特定の方向に
可動域が低下(可動性低下)した状態(フィクセーション)では
第2可動域、受動的可動域の最終端(エンドプレイ=インゲージ)が低下します。
つまり第2可動域、受動的可動域が小さくなります。
そして第3可動域の関節の遊びが消失したり小さくなったりします。
この時の矯正方向(LOD=Line of drive)は可動域が低下している方向です。
そして、その時の第2可動域、受動的可動域の最終端までゆっくり動かして
そこから先は高速で低振幅の操作(スラスト)によって
第2可動域、受動的可動域と第3可動域、関節の遊びを回復させます。
低振幅である事は非常に重要で
高振幅では第4可動域、病理的可動域まで動いてしまいます。
これはつまり関節を傷めてしまう事を意味します。
前回お話したMETによる矯正も
原理と手法が違いますが
目的と得られる結果は同様です。
ただしMETの場合では関節の矯正力がソフトである為
関節の矯正と可動域の回復を完全に達成出来ない事もあります。
ここまでお話してきた可動域の低下は比較的、僅かな可動性低下ですが
もっと著しく可動域が低下する場合は
緊張、短縮している筋肉がブレーキを掛けている事が多いです。
例えば第1可動域、受動的可動域が小さくなるような状態です。
この様な場合は筋膜リリースやトリガーポイントリリースなどの
筋肉を弛緩する手技療法が有効です。
因みにMETはこの様なケースでも有効です。
慢性腰痛
ぎっくり腰
腰椎椎間板ヘルニア
脊柱管狭窄症
側弯症
坐骨神経痛
腰椎すべり症
肩こり
首こり
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etc…
ご相談ください!
KOSカイロプラクティック
小杉